「私は赤ちゃんを産むことができないの?」
妊活中はこういった漠然とした気持ちに襲われ、そのストレスは相当なものでしょう。
妊活にも多種多様な方法があり、それは一人ひとりの症状により治療法や方向性が異なるため、一言で妊活を語ることはできません。
しかし内容は違っても、その悲しみや苦しみは深く、時には周囲の人の何気ない一言に大きく傷付いたりします。
それでも赤ちゃんをこの手に抱く為に、今日も妊活を続けている人が大勢いますね。
そんな彼女たちに伝えたいことを記事にまとめました。。
今、この場だけは心を休めて、ゆったりした気持ちで読んでいただければ幸いです。
目次
自分を責めないで
妊活をしていると、自信喪失してしまうケースが多々あります。
「妊娠できないかもしれない」というレッテルを自分で貼ってしまい、自分を責め続けてしまうのです。
その傷は毎月の生理を迎えるたびに(またダメだった…)と、どんどん深くなっていきます。
とても苦しく辛いことですよね。
でも、どうか自分をこれ以上責めないでください。
妊活を続けていく為には、精神力が必要不可欠になります。
大きなストレスはホルモンバランスを崩し、妊活にも影響を与えてしまいます。
そしてそれ以前に、あなた自身が崩れてしまうのが一番悲しいことです。
こんなにも頑張っている自分を自分で責めるのは本当に辛いことでしょう。
自分の頑張りをしっかり認めてあげてください。
あなたが責められるようなことは何一つとして無いのだということを理解してください。
親戚や友人からの言葉に傷付いたとき
親戚や友人からの何気ない言葉に傷付いた経験はありませんか?
妊活中の彼女たちにとって、妊娠についての周囲からの言葉が非常に不快な時もあります。
事情を知っているのであればともかく、何も知らない人から「子どもはまだ?」と聞かれたりするとその一言だけでも心に傷を負ってしまいます。
周囲の人たちに悪気はもちろんありません。
それは自分が一番よくわかっていることでしょう。
でも、頭ではわかっていても気持ちがついていかないときってありますよね。
気にしないのが一番と言われても、気にしてしまうのは当然のことだと思います。
そういった時は、パートナーや、事情を知っていて信頼できる友人に話を聞いてもらいましょう。
人に言われて傷付いた心は、人の言葉でも癒すことができます。
「辛かった」→「辛かったね」
このオウム返しには心の傷を緩和させる効果があります。
自分が辛かったとき、誰かに相談した経験はありますか?
その時あなたは、アドバイスが欲しくて相談したのではなく、ただ聞いてもらいたいという気持ちが強くありませんでしたか?
話したらスッキリした、という気持ち。
それがオウム返しの効果です。
認めてもらう、共感してもらうことで心が落ち着く場合がありますので、そういった悩みを打ち明けられる人がいるのであれば話してみてくださいね。
少し心が軽くなると思いますよ。
妊活の成果はすぐには出ないものと考える
妊活をしているとどうしても焦りが出てきてしまいます。
周りの友人が妊娠した、という話が耳に入った時には落ち込んでしまったり…。
友人の妊娠を心から喜ぶことが出来ない自分が嫌になってしまったりするときもあることでしょう。
ですが、その友人ももしかしたら妊活をしていたのかもしれませんし、妊娠の事情はパートナー同士しか知らないケースはとても多いです。
ですから妊娠の早い遅いといった時期は人と比べないようにしましょう。
あなたに合わせた妊活法で、あなたのペースで取り組んでいくことが大切です。
赤ちゃんが産まれたら、自分の時間を確保することがほとんどできなくなってしまいます。
今のうちに自分の時間をしっかり満喫しながら、ゆったりと妊活に取り組んでもらえればと思います。
不育症からの出産。その間10年。
ちなみに筆者は結婚してから第一子を出産するまでに10年かかりました。
筆者は不育症で、妊娠はするけどもお腹の中で赤ちゃんが育つことができませんでした。
何度も流産と手術を繰り返し、10年後にやっとわが子を抱くことができました。
それまでの道のりは非常に辛く苦しいものでした。
妊娠するけど産めないのと、なかなか妊娠できないのはどっちが辛いのか…と考える時もありました。
けれど結果は同じ。
赤ちゃんを産みたいと願う気持ちは双方とも同じだということを知りました。
だからこそあなたの辛さや苦しみは理解できると思っております。
意気込む気持ちをキープしていくことは簡単なことではありません。
きっとこれからも涙を流すような出来事があったり、苛立ちを感じたり、落ち込む事もあるかと思います。
そんな時は立ち止まって、自分に目を向けてください。
頑張っている自分に美味しい物を食べさせてあげる、楽しい場所に連れて行ってあげる、なんでも良いので何か自分にご褒美をあげながら休息しましょう。
心が落ち着いたら、またそこから再スタートしましょう。
共に乗り越えていこうとしている仲間がたくさんいることを忘れないでください。
今を大切にしながら、これからも妊活に取り組んでいってくれたらと思います。